起業家の本質をバカにしがちなサラリーマン
僕は自分でビジネスをやって生計を立てている。
と言うと、サラリーマンからしたら高度で難しく、自分にはできないと思われる事が多いように思う。
でもやっている事はそんなに難しいことではなく、意外と発想の違いだけだったりする。
ビジネスってどういうことなのか、とイメージで言うと、世の中によくお金が落ちているので、それを拾っているだけである。
正確に言うと、お金そのものは落ちていない。お金に変換できるゴミが落ちている。
起業家だ、インベスターだ、インキュベーターだ、M&Aだ、とかかっこ付けているが、実際はホームレスが空き缶を拾い集めたり、自販機のお釣り返却口を調べる、という感覚に近い。
最初は自分でゴミを拾っていたが、そのうち拾い切れなくなって人を雇って拾えるゴミの量を増やしていくと会社になったと、そういう事だと思う。
だから、「上司がクソ」とか「雇われない自由な生き方をしたい」と言うサラリーマンは多いが、一方で空き缶をたくさん運んでいるホームレスを見下したりする。
そういう泥臭いことをするくらいならサラリーマンでいたいと思う人もいるだろう。エリートであればなおさらその傾向が強いように思う。
でも自分で稼いだ売上を天引きされて給料として貰う生活は、ちょっと俺、苦痛で戻れないかもしれない。