ブレスオブザワイルドに学ぶ中小企業の立ち回り方
前にも書いたが、今年は
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド(以下BotW)に始まりBotWに終わる。
プレイ時間は270時間程度で
水木一郎アニキの1000時間には到底及ばないが
一般的な社会人として、ここまでの時間の投資は
金銭に換算するといかばかりか。
とにかくプレイが止まらないのがBotWなのは周知の通りだが
以下の記事をみてハッとした。
まずは読んでみていただきたい。
おわかりいただけただろうか。
タイトルだけ見ると大した情報には見えないし、
そんなに長くもない記事であるが、私は大きな気付きを得た。
私が感銘を受けた部分を引用する。
「BotWは自由になんでもできるようで、実は限られた数のアクションを組み合わせることでいろんなことができるゲームなんです」と藤林。
ディレクターの藤林氏の発言である。
以前からBotWの面白さは「かけ算の遊び」と説明されており、
それをより具体的に表現した言葉が上記のものだと思う。
プログラミングの観点で見るとBotWは
膨大なパターン、アナログな感覚があり、裏側や作り方が全く想像ができないと思っていた。
話は少し脱線するが、プログラマは裏側が見えると冷めるものである。
よくSNSなどで「あなたの構成要素はこちらです」といった名前から生成したランダムシードで適当な単語をいくつか選んで表示する奴。何が面白いんだ。
下手したら入力した文字列すら見ていないかもしれないじゃないか。
そういう意味で、裏側が見えないBotWは純粋に大ハマリした。
しかし、いくら裏側が見えないとはいえ、
大企業が大人数で開発しているとはいえ、
必ずあの世界の作り方があるはずだ。
上記の記事を読むことで、それを垣間見る事ができた気がした。
つまり、2種の要素と3種の要素を掛け合わせると6のパターンが生まれる。
さらに4種の要素を掛けると、一気に24パターンになる。
単純に足すと9パターンしかないのに、
2倍以上のパターンを得ることができる。
これは何もゲーム開発に限ったことでなく、
出来る事をあえて限定し、それらを組み合わせて無限の可能性を表現する。
これってビジネスにせよ投資にせよ、
また、大企業でも中小企業でも個人でもメチャクチャ応用が効く概念だ。
むしろリソースの少ない中小企業や弱者にとって
レバレッジを効かせるにはこれしかない、とさえ思える。
あんな化け物のゲームが誕生してしまったのだ。
ぜひ応用したい。
そしてその気付きを、日数にして10日以上をBotWに費やした自分への報いにしてあげたい。後悔はしていない!